2026/10/13 08:38
■プリザーブドフラワーの正しいしまい方|長期間きれいに保管する手順と注意点■
特別な記念日やお祝いにいただいたプリザーブドフラワー。お部屋を美しく彩ってくれるお気に入りのお花だからこそ、大切に飾り続けたいものですよね。
しかし、「お部屋の模様替えをしたい」「引っ越しをするので一時的に片付けたい」「クリスマスやハロウィンなどの季節限定アレンジを来年までしまっておきたい」という場面もあるのではないでしょうか。
「デリケートなお花を箱にしまっても大丈夫?」「カビが生えたり、型崩れしたりしないか心配」と不安に思う方も少なくありません。
プリザーブドフラワーは生花に特殊な加工を施した非常に繊細なお花ですが、正しい手順とコツさえ押さえれば、長期間しまっておいても美しさをキープすることができます。
この記事では、プリザーブドフラワーの正しいしまい方や必要な道具、長期保管に適した場所、再び飾るときの注意点まで優しく分かりやすく解説します。
大切なお花を傷めずに、次の機会にもきれいな状態で飾れるように準備していきましょう。

■ プリザーブドフラワーをしまって保管することはできる? ■
結論からお伝えすると、プリザーブドフラワーは正しく梱包して適切な環境に置けば、数ヶ月から1年以上の長期にわたってしまっておくことが可能です。
そもそもプリザーブドフラワーは水やりの必要がなく、環境が良ければ1〜2年は美しさを保てるお花です。
しかし、空気に触れた状態で出しっぱなしにしていると、どうしてもほこりをかぶったり、室内の湿気や紫外線によるダメージを受けたりしてしまいます。
むしろ、しばらく飾る予定がないのであれば、正しい方法で箱にしまっておく方が、お花をダメージから遠ざけて寿命を延ばすことにつながる場合もあります。
ただし、何も対策をせずに適当な箱に放り込んで、湿気の多い押し入れの奥などに放置してしまうのは禁物です。
お花同士がぶつかって花びらが欠けてしまったり、湿気を吸ってカビや色あせが発生したりする原因になってしまいます。お花を守るための「正しいしまい方」の手順をしっかり確認していきましょう。
■ プリザーブドフラワーを正しくしまうための4ステップ ■
プリザーブドフラワーを長期間きれいに保管するためには、しまう前の丁寧な準備とお花に負担をかけない梱包が大切です。
次の4つのステップに沿って進めてみてくださいね。
ステップ1:お花のほこりや汚れを優しく落とす
まずは、これまで飾っている間に付着してしまったほこりや汚れをきれいに取り除きます。
ほこりが付いたまま箱にしまってしまうと、それが湿気を吸い込んでカビの発生源になることがあるためです。
プリザーブドフラワーの花びらはとても薄く裂けやすいため、手で直接触ることは避けてください。
メイク用の柔らかいチークブラシや、カメラのレンズ掃除に使うブロアーを使って、優しく風を当てたり、軽いタッチではたいたりしてほこりを落としましょう。
ステップ2:乾燥剤と一緒に箱に入れる
プリザーブドフラワーの最大の天敵は「湿気」です。
密閉された箱の中は空気がこもりやすく、少しの湿気でもお花を傷める原因になります。
そのため、必ず乾燥剤(シリカゲル)を一緒に箱へ入れるようにしてください。
乾燥剤はお花に直接触れないよう、箱の隅や台座の隙間などにそっと配置します。
お菓子の袋に入っているような小さなもので構いませんが、できればカメラ用や衣類用のしっかりしたものを用意すると安心です。
ステップ3:緩衝材でお花を固定し隙間を埋める
箱を移動させたり、傾けたりした時にお花が動いてしまうと、摩擦で花びらが破れたり、折れたりしてしまいます。
お花が箱の中で動かないよう、しっかり固定することが大切です。
購入時に入っていた専用のクリアケースや箱、台座がある場合は、それをそのまま使うのが最も安全です。
もし箱を処分してしまっている場合は、お花よりも少し大きめのプラスチックケースや、しっかりした厚紙の箱を用意しましょう。
お花と箱の隙間には、柔らかい薄紙や、ちぎった緩衝材をふんわりと詰めて隙間を埋めます。
このとき、お花本体や花びらを強く圧迫しないように注意してください。
優しく包み込むイメージで隙間をふさぎましょう。
ステップ4:箱を密閉し日付を書いておく
梱包が終わったら、箱のフタをしっかり閉めます。
湿気が入り込むのを防ぐため、プラスチックケースの場合はテープなどでフチを軽く目張りしておくのもおすすめです。
また、箱の外側に「お花の種類」や「しまった日付」をマスキングテープなどに書いて貼っておくと便利です。後から「これ何が入っているんだっけ?」と箱を開け閉めする回数を減らすことができ、お花を余計な外気に触れさせずに済みます。
■ 長期保管に適した収納場所と避けるべきNG環境 ■
正しい手順で梱包できたら、次はそれをどこに収納するかが重要になります。
クローゼットや押し入れならどこでも良いわけではありません。
プリザーブドフラワーが快適に過ごせる環境を選んであげましょう。
理想的な保管環境の目安
プリザーブドフラワーが長持ちしやすい理想の環境は以下の通りです。
・室温:10度〜25度程度(温度変化が少ない場所)
・湿度:40〜50%(30%を下回ると乾燥しすぎによるひび割れが起きやすく、60%を超えるとカビや液だれの原因になります)
・日光:直射日光や蛍光灯の光が当たらない暗い場所
おすすめの保管場所
ご自宅の中で、上記の条件を満たしやすいおすすめの収納場所をご紹介します。
・寝室やリビングのクローゼットの上段
クローゼットの上段は、湿気がたまりにくく、温度変化も比較的緩やかなため長期保管に最適です。
扉が閉まっているため、紫外線をしっかり防げます。
・扉付きのキャビネットや本棚
扉付きのキャビネットや本棚は光が入りにくく、温度変化も緩やかなのでおすすめです。
ただし壁際や奥は湿気がこもりやすいので、少し手前に置くと安心です。
避けるべきNGな保管場所
以下のような場所は、お花の劣化を一気に早めてしまう可能性があるので避けてくださいね。
・押し入れの下段や床下収納
湿気は低い場所にたまる性質があります。
押し入れの下段や床下収納はカビが発生しやすいため、デリケートなお花の保管には適していません。
・窓際やエアコン付近の収納
結露しやすい窓際の近くや、エアコンの風が届く場所など温度変化が激しい場所は、乾燥や湿気の急激な変化によって花びらがひび割れたり透けたりしてしまいます。
・台所や洗面所などの水回り近くの収納
日常的に水蒸気が発生するエリアの収納スペースは、お花にとって過酷な高湿度環境になりやすいため避けましょう。
■ しまっていたプリザーブドフラワーを再び飾るときのコツ ■
数ヶ月や季節をまたいで、しまっていたお花を取り出して再び飾る際にも、いくつか知っておきたいポイントがあります。
ゆっくりとお部屋の環境に慣らす
長期間箱の中にいたお花は、その場所の環境(特に湿度)に馴染んでいます。
急に暖房がしっかり効いた部屋や、湿度の高い部屋に出すと、急激な環境変化に耐えきれずにお花が傷んでしまうことがあります。
箱から出した直後は、直射日光が当たらない少し涼しい場所で1〜2日ほどそっと置いて、お部屋の空気に慣らしてあげてくださいね。
お花の状態をチェックする
飾る前にお花全体をよく観察してみましょう。
・花びらが透けて半透明になっている場合:湿気を吸いすぎているサインです。
お部屋にしばらく飾っておけば自然と元に戻ることもありますが、戻らない場合は乾燥剤と一緒に一度数日間密閉ケースに入れて、適正湿度(40〜50%)に戻してあげましょう。ただし、30%を下回ると乾燥しすぎてひび割れてしまうため注意が必要です。
・シリカゲル(乾燥剤)の確認:もし次回も同じようにしまいたい場合は、中に入れていた乾燥剤が効果を失っていないかを確認し、新しいものに取り替える準備をしておきましょう。
■ よくある質問 ■
Q. しまうときの箱は段ボールでも大丈夫ですか?
段ボール箱は湿気を吸い込みやすい性質があるため、プリザーブドフラワーの長期保管にはあまりおすすめできません。
段ボール自体が湿気を溜め込んでカビの温床になることがあります。
長期保管する際は、プラスチック製の収納ケースや、湿気を通しにくいしっかりとした貼箱、または購入時のお花のクリアケースを使用するのが安心です。
Q. しまっている間、乾燥剤は定期的に交換する必要がありますか?
乾燥剤の持ちは、箱の密閉度や保管場所の湿度によって大きく変わります。
家庭用の収納ケースは完全に密閉されているわけではないため、半年に1回ほど箱の中の乾燥剤の様子を確認し、色が変わっていたら新しいものに交換すると安心です。
特に梅雨時期をまたぐ場合は、少し早めにチェックしてあげてくださいね。
■ まとめ ■
プリザーブドフラワーは、適切な手順でしまいさえすれば、長期間の保管を経て再び美しい姿でお部屋を飾ってくれます。
大切なのは「ほこりを落とすこと」「乾燥剤を入れて密閉すること」「直射日光と湿気(理想は湿度40〜50%)を避けた場所で眠らせること」の3点です。
少しの手間をかけてあげるだけで、お花の寿命はぐんと伸び、また次の季節や記念日にも私たちを優しい気持ちにさせてくれます。
もし、長年飾っていて色あせてしまったり、どうしても元に戻らない傷みが出てしまったりした場合は、新しい季節の訪れとともに新しいお花を迎えるのも素敵な選択肢ですね。
ニノマエオンラインでは、お部屋のインテリアや季節の模様替えにぴったりなプリザーブドフラワーをご用意しております。大切なお花のある暮らしを、ぜひ長く楽しんでくださいね。
