2026/11/06 08:08

 ■プリザーブドフラワーにカビが生える原因とは?取り方の注意点と生えさせない湿気対策 ■


お部屋を華やかに彩ってくれるプリザーブドフラワー。生花と違って水やりが必要なく、長くきれいな姿を楽しめるのが大きな魅力ですよね。

しかし、大切に飾っていたお花を見たとき、「花びらや葉の表面に白いふわふわしたものがある」「黒いポツポツとした点がついている」と気づいてヒヤッとしたことはありませんか。

その正体は、お花についてしまったカビかもしれません。枯れないはずのプリザーブドフラワーにカビが生えてしまうと、どう対処して良いのか焦ってしまいますよね。

そこで今回は、プリザーブドフラワーにカビが生える主な原因と、初期段階での取り方、そしてカビを生えにくくするための湿気対策をわかりやすく解説します。お気に入りのお花を少しでも長く美しく保つために、ぜひ参考にしてみてくださいね。

■ プリザーブドフラワーにカビが生える主な原因 ■


水を与えていないプリザーブドフラワーにカビが生えるなんて、少し不思議に思えるかもしれません。しかし、カビの胞子は空気中に漂っており、条件が揃うと繁殖してしまいます。

主な原因を知ることで、対策もしやすくなります。まずはどのような環境でカビが発生しやすいのかを見ていきましょう。

【湿度が高く風通しが悪い環境】
カビは一般的に、湿度が70%を超えるような環境や、20〜30℃前後の温度、空気の流れがない場所で発生しやすいとされています。

プリザーブドフラワーは、生花の水分を抜き、保存液や着色液を吸わせて作られています。保存液には保湿性のある成分が含まれていることがあり、周囲の湿度が高いと空気中の水分を吸いやすくなります。

特に梅雨の時期や夏場の締め切った部屋、結露しやすい窓際、湿気がこもりやすいトイレや洗面所などに飾っていると、お花が湿気を含み、カビが発生しやすくなります。

【ほこりや汚れの放置】
しばらく飾っていると、お花の表面やケースの上にうっすらとほこりが溜まってきますよね。このほこりも、カビの栄養源になることがあります。

お花が湿気を吸った状態のままほこりを放置すると、ほこりを足がかりにしてカビが増えやすくなります。お花の状態だけでなく、表面についた汚れもカビの発生のきっかけになります。

■ プリザーブドフラワーにカビが生えたときの対処法 ■


もしもお花にカビを見つけても、全体に広がる前の初期段階であれば、取り除ける場合があります。ただし、プリザーブドフラワーの花びらはとても繊細なので、優しく慎重に行うことが大切です。

【初期段階のカビを取り除く手順】
白い粉のようなカビがうっすらついている程度であれば、次の手順で優しく取り除いてみてください。

・準備するもの:冷風機能のあるドライヤー、メイク用のチークブラシや先の柔らかい筆、除湿剤

1. ドライヤーの弱い冷風を離れた位置から優しくあて、表面の軽いカビやほこりを吹き飛ばします。熱風を使うとお花が傷むため、必ず冷風を使ってください。
2. 取りきれない細かい部分は、チークブラシや先の柔らかい筆で、花びらを傷つけないよう撫でるように払います。
3. 花びらの裏側や隙間もチェックし、カビの胞子が周りに飛び散らないよう、静かに作業しましょう。作業は、ほかのお花やインテリアから離れた場所で行うと安心です。
4. 取り除いたら、風通しの良い乾燥した部屋に移し、除湿剤などでしっかり除湿します。

【カビ取りの作業で避けたいこと】
カビを取ろうとして焦ってしまうと、お花を傷めて元に戻らなくなってしまうことがあります。次の行為は避けましょう。

・水で濡らして固く絞った布で拭く(水分を与えると、カビが悪化しやすくなります)
・消毒用エタノールやアルコールスプレーを吹きかける(色が落ちたり、花びらが傷んだりする原因になります)
・カビ取り剤や漂白剤を使う(色が抜けたり、薬品のにおいが残ったりします)
・日当たりの良い場所に干して日光消毒しようとする(強い紫外線は、色あせやひび割れの原因になります)

「水気」「強い薬品」「直射日光」の3つは、プリザーブドフラワーの大敵なので注意してくださいね。

■ プリザーブドフラワーのカビを防ぐ飾り方と予防策 ■


カビを取り除いた後や、新しいお花を飾るときは、カビが生えにくい環境づくりが大切です。日頃からできる予防策をご紹介します。

【直射日光を避け、風通しの良い場所に飾る】
プリザーブドフラワーに向いているのは、直射日光が当たらず、風通しの良い涼しい場所です。湿度は40〜50%ほどが目安とされています。

エアコンの風が直接当たる場所は乾燥しすぎて花びらが割れる原因になりますが、部屋全体の空気が適度に循環しているリビングや廊下などは飾る場所に向いています。湿気がこもりやすい狭い空間や、水回りは避けると安心です。

【定期的なほこり取りと乾燥剤の活用】
日常のお手入れとして、定期的にほこりを払ってあげましょう。1ヶ月に1回程度、ドライヤーの弱い冷風や柔らかい筆でほこりを落とすだけでも、カビの予防につながります。

また、湿度の高い季節(6月から9月頃)は、お花の近くに小さなシリカゲル(乾燥剤)を置いておくのもひとつの方法です。特にケースに入っていないアレンジメントを飾る場合は、周りの湿度を意識してみてください。

【ケースに入れて飾る】
「湿気が気になる」「こまめにお手入れする時間がない」という場合は、クリアケースやガラスドームに入れて飾る方法もあります。

ケースに入れると、ほこりや湿気の影響を受けにくくなるとされています。ただし、ケースの中に湿気がこもると結露してカビの原因になることもあるため、ケースに入れていても置き場所には気を配りましょう。

■ よくある質問 ■


Q. ケースに入れていればカビは生えませんか?
ケースに入れると、ほこりや湿気の影響を受けにくくなりますが、カビが生えないわけではありません。湿気の多い部屋や、温度差の大きい窓際に置くと、ケースの内側が曇って湿気がこもることがあります。ケース入りのお花も、湿気の少ない落ち着いた場所に飾りましょう。

Q. 一度生えてしまったカビは完全に消えますか?
表面についた初期段階の白いカビであれば、ブラシなどで払うことで、見た目をきれいに戻せることがあります。ただし、カビが奥まで入り込んで黒いシミのようになっている場合や、花びら自体が変色・軟化している場合は、元の状態に戻すのは難しくなります。衛生面やほかのインテリアへの影響も考えて、処分を検討しましょう。

Q. 梅雨の時期はどこに飾るのがよいですか?
梅雨の時期は、除湿機やエアコンの除湿機能を使っているリビングなどが向いています。湿気がこもりやすい玄関やトイレ、水回り、窓際は避け、部屋の中央寄りの風通しの良い棚の上などに置くのがおすすめです。

■ まとめ ■


プリザーブドフラワーにカビが生える主な原因は、「高い湿度」「空気の停滞」「ほこりの放置」の3つです。

もしもカビを見つけたら、水や薬品を使わずに、ドライヤーの冷風や柔らかいブラシで優しく取り除くのが基本です。そして、直射日光と湿気を避けた場所に飾り、定期的にほこりを払うことが、カビを防いで長く楽しむコツになります。

適切なお手入れと飾る環境を整えて、お気に入りのプリザーブドフラワーがある暮らしを長く楽しんでみてくださいね。

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